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結婚後、1年余り経過されたお客様より近況報告
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| 2005年9月お見合い、同年11月ご結婚、2006年3月に奥様が来日されたお客様より近況報告を頂きました。 |
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| ◆妻の来日後の生活について◆ 結婚して一年ちょっと過ぎました。何かと山あり谷ありの一年間でした。 あまり参考になるかどうか分かりませんが、気が付いた点を私なりにまとめてみましたので以下に記したいと思います。 |
写真:東京ディズニーランドにて |
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| ■日本語の習得 何をおいても、言葉の問題が最大の障壁だと思います。 来日時点でどの程度日本語が出来るかにもよると思いますが、うちの妻の場合は、挨拶程度の域を出ませんでした。 婚約が決まった段階で、日本語学校に通う為の学費や生活費なども渡し、日本語の勉強を徹底的にしておくようにかなり口を酸っぱくして言っておいたのですが、それでも効果は薄かったみたいです。 |
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| 中国にいる間、日本語の勉強はさほど熱心にしていなかったらしいです。 まあ、期末テストがあるのはわかっているけど、ついつい遊んじゃう、というのと同じようなものでしょう。 とにかく、こちらとしてはそれなりに日本語を習得して来日するものと思っていたので最初の段階でいきなり誤算だったのですが、ともあれ、外国人向けの日本語学校をさがして通学させました(うちの場合は池袋)。 都合3ヶ月ほどしか行かなかったのですが、これはかなり効果がありました。日本語学校と並行して、ボランティアでやっている日本語教室も見つけました。 こちらの場合は、日本語の向上という点では日本語学校には遠く及びませんが、学費がほとんどかからないのと、家の近くという点で大変重宝しています。 いまも、住んでいる市と隣の市の、2つのボランティア日本語教室を掛け持ちしています。 お陰様で来日後一年弱たった現在、妻の日本語もだいぶ上達してきました。 近々、日本語のスピーチ大会に出るようです。 それは、妻に仲の良い友人が出来たことです。 日本語教室には中国人も大勢いるのですが、どういう訳かうちの妻はインドネシア出身の方と一番仲良くしています。 歳が近く、家も近所の人なので、よく一緒に電車でショッピングに行ったりしています。 |
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写真:東京ディズニーランドにて
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| ■就職 中国人女性が日本人と結婚して来日する上で、仕事して稼ぐというのはかなり強い要望のようです。 ただ、うちの場合は上述の通り来日時点でほとんど日本語が出来ませんでしたので、なかなか仕事は見つかりませんでした。 本人が、片言の日本語であちこち電話を掛けたり、私が横に付いていて助け船を出したりしたのですが、電話の段階で全て断られました。 結局、日本語学校に置いてある中国人向けの生活情報誌でアルバイトを見つけ、今もそこで働いています。 仕事の内容は、物流センター内の食品冷蔵庫での仕分け作業です。 同僚には中国人がたくさんおり、遼寧省出身の人とか、中には妻と同じ市の出身の人もいるとのことです。 |
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ここで、一点注意しておいてほしいのですが、在日中国人向けの新聞や雑誌には、かなり多数の求人広告が出ています。 そして、そのうちのかなりの数の求人広告が、性風俗産業に女性を招き入れる為のものであるという点です。 まかり間違っても、「日本語が出来なくても高給を払ってくれる雇い先がこんなにある」などという思い違いをさせないように よく言って聞かせることが肝要かと思います。 |
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| ■中国との通信 結婚した時に妻にパソコンを買ってあげたので、最初はヤフーメッセンジャー(日本語版)を使っていました。 しかし、妻が来日後は妻のご両親だけでは日本語のメッセンジャーを使いこなせず、結局今は専らスカイプ・アウトを使っています。 来日当初、日本発の国際電話がどれだけ高いかをわきまえていなかった妻は昼間暇つぶしに友達の所へ長電話をし、後日KDDIから国際電話料金急騰のお知らせが来たことがあります。 私も、そんなこともあろうかと思って事前にKDDIの国際電話割引サービスに加入しておいたので40%引きぐらいにはなったのですが、それでもその月は5万円弱の請求書が届きました。 |
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中国への通信手段は、スカイプなり各種メッセンジャーなりインターネットを使うのと、単なる国際電話回線を使うのとでは料金に雲泥の差が出ますので要注意です。 |
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| ■食生活 日本の食生活には、なかなか馴染めないようです。特にうちの妻は、刺身・寿司など生ものは一切ダメです。 ただし、アイスクリームはどんなに寒い日でも食ってます。長風呂に入りながらアイスクリームとか。 中国ではそういう習慣があるんでしょうか。私はよく知りません。それと妻本人は、普段なぜかパン食が多いです。 作る方は、市販の中華材料を使った料理(麻婆豆腐、炒飯など)はソツなくこなしますが、餃子を皮から作ったりするのはあまり得意ではなさそうです。 結婚前のプロフィールに若干「看板に偽り有り」だったかなと思ったりもしますが、こちらも人のことは言えませんのでやめておきましょう。 とにかく、うちの妻は基本的に何でも中華鍋一つで作りますので、中華鍋で作るのが難しい料理は、苦手らしいです。 来日後味噌汁の作り方を教えたのですが、最初はそれも中華鍋で作ってました。 その後本人も試行錯誤を重ねたのか、味噌汁だけは中華鍋を使わなくなり、今ではそれなりの味の味噌汁を作るようになりました。 他に、上述のインドネシア人の友達からおみやげにもらったカレーを一緒に作ったのがきっかけで、カレーをよく作るようになりました。 個人的には、卵焼きと肉じゃがを作ってほしいのですが、私が作れないので教えることが出来ません。 誠に遺憾ながら、我が家の食卓においしい日本料理が並ぶ日が来るメドは立っておりません。 |
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| ■掃除・ゴミ捨て 普通の女性なら当たり前なのかも知れませんが、家の中を毎日もの凄く掃除します。 遊びに行って帰りが遅くなった日とかでもです。 独身時代、部屋の掃除は片手で数えられるほどしかしたことない人間としてはちょっとしたサプライズです。 ただし、ペットボトルだの、プラスチックトレーだの、ゴミの分別とかはあまり得意ではないらしいです。 資源の豊かな国の出身なので、リユースだ、リサイクルだ、といった面倒な概念には、あまり関心がないのでしょう。 うちのゴミは燃えるゴミと燃えないゴミの2種類しかありません。 それから、ゴミ出しの曜日とかも、かなり適当です。 いずれどなたかからゴミの出し方についてお小言をいただいたりするのではないかと心配しております。 |
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写真:ご自宅にて
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| ■結婚して良かったこと この項目は当初書いてなかったのですが、柴田さんに強要されまして(←ジョークです)後から付け足しました。 そんな他人の幸せ自慢など聞きたくもないと言う方は、どうぞ読み飛ばしてください。 良かったこと、それは勿論、人並みに家庭を持ち、幸せになれたこと。 夜仕事から帰って、真っ暗な部屋に電気を点けた時に、朝出ていった時と寸分変わらぬ光景が広がっているのと、玄関を開けたら「おかえりなさーい」と誰かが迎えてくれるのとでは、当然生き甲斐が違ってくる訳です。 それに、何と言っても新婚生活という、自分には無縁と諦めていたものを手に入れることができたし。 新婚生活の何たるかはご想像にお任せしますが、結婚後一年過ぎてもまだ新婚気分は継続してます。 私の場合「お一人様」の期間が長かったですので、潜在意識として人一倍新婚気分を味わいたいのかも知れません。 とにかく、二人で外に買い物とか行くと、たいてい結婚前のカップルに見られますね。 まあ、店の人も商売ですので社交辞令なのかも知れませんが。 これで子供でも出来て夫婦円満な家庭が続けば、言うこと無いでしょう。 良かったこともう一つ、それは中国にたくさん親族ができたこと。 義理の父母はもとより、妻の方の親類縁者がこぞって歓迎してくれたので、それはいい気分です。 特に私の場合、両親は既に亡く兄弟も無い、三親等内の親族は皆遠方という身の上ですと、 事実上日本には身寄りが無いのと同じ様なものです。 それが、妻の里に行けば毎日マージャンして、飲み会して、ですから、とにかく楽しいです。 中国語がわからなくても十分楽しいのだから、少しでも言葉通じれば余程面白いでしょう。 「親類縁者に金ばらまけば、誰だって歓迎するに決まってるだろう」と思われる向きもお有りかと思いますが、あいにく私はその類の金を支払った経験はありません。 なお、マージャンでも勝ち負けはキッチリしていますので、そこら辺はたとえ親族でもシビアです。 言うまでもありませんが、脱税を勧めているのではありません。 ただ、税法上の扶養親族というのは日本人に限られていませんので、里のご両親に送金した等、きちんと扶養の実態があるなら、別に中国在住の親族だって良い訳です。 さらに言えば、日本国内の場合、例えば親兄弟で就労している人だと大抵は所得要件を満たさなくなって扶養親族に出来ないのですが、中国在住の人の場合は経済格差その他の関係上、証拠書類をきちんと揃えておけばまず間違いなく通ります。 毎年、年末調整後に源泉徴収票を見てあまりの所得税の高さに憤りを禁じ得ない方、毎月の給与明細を見て「なんで住民税ってのはこんなに高いんだ」と憤慨なさっている方等には朗報でしょう。 ですが、再度念押ししておきますが脱税の手口を吹聴しているのではありませんので、その点はご理解下さい。 |
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写真:ご自宅にて餃子作りの真っ最中!
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| ■その他生活全般について 上述しましたが、うちは妻と二人きりなので、私が仕事に行ってしまうと昼間妻は一人きりです。 最初のうちは、右も左もわからない異国の地で、相当不安だったと思います。 私も人のことは言えませんが、どれだけ奥さんの視点に立って物事を考えてあげられるかが一番大事だと思います。 例えば、買い物の仕方、電車やバスの乗り方、ゴミの捨て方など、日本人にはどうということ無い事が、日本で暮らす中国人にとっては大変なことなのです。 |
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我々が中国に行って、自分一人で買い物に行ったり、電車でどこかへ出かけたりする事を想像すれば、容易に察しが付くと思います。 自分の妻にどれだけ思いやりを持って接することが出来るか、最後はこの一点に尽きると思っている今日この頃です。 終わり |
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